令和8年度研究(算数科)ー拡大校内研について
《拡大校内研を実施しました》
令和8年8月28日(金)に算数科教育をリードされている先生方にお越しいただき、授業をしていただいたり、お話を伺ったりし、学びを深めました。
〇加固先生(国立教育政策研究所 教育課程調査官)の講演より
・次期学習指導要領に向けての動きが出ている。改訂を待たず、できるところから実践をしてみるといい。
・学習指導要領と単元の目標を関連付けてみると、統合的な理解、総合的な発揮のキーとなる部分が見えてくる。
・単元を構想するときには、期待する単元の子供の姿を考えておくといい。
子供の姿を考えておかないと、「教えること」だけに終始していしまい、次の学びにつながっていかない。
期待する単元の子供の姿とは、単元で子供が「何を見付けてほしいのか」「どうなってほしいか(次への学びにつなげる姿をどう捉えるか)」を考えるといい。
・期待する単元の子供の姿を考えることで、解き方の発問ではなくなる。単元を見通した考え方を促す発問をすることで、子供が前時とのつながりを見付けられるようになる。
・子供たちに学びがつながっていることを実感させる(みとる)ために、学びを外化(表出)させるとよい。
・「○○は、△△ができるものなんだね」「○○は、▲▲に着目して、□□するといいんだね」という子供の姿を目指したい。
・「深い学び」を目指すために「学習を関連付ける」ことが大切。この視点をもつことで、1単位時間での授業ではなくなってくる。
・授業を構想するときには、学習指導要領を見て、系統性(学年を超えた学び)を考え、単元構想を考え、1単位時間を構想することが大切。そのためには、教材研究が欠かせない。それこそが教師の役割。

〇加固先生(国立教育政策研究所 教育課程調査官)、楳原先生(成城学園初等学校)、志田先生(新潟市立上所小学校、大村先生(目黒区立月光原小学校)のトークセッションより
・「見方・考え方」を意識して単元づくりをしていく必要がある。また、資質能力をどのように身に付けることができるのかを考えていくことが大切。1時間で何を身に付けるのかを考えるのではなく、単元をとおして「同じように考えられる」という捉えも大切。
・単元の導入では、単元を見通して考えることが大切。誰もが取り組むことができるような課題であったり、課題を選択できたりすることも必要。
教師は明示的に子供たちに問いかける必要がある。
どうしても導入の材を黒板から始めることもあるが、「材」を子供たちの手元に置き、手元で考えるということも大切。
単元の導入でもそうだが、自分の学びを「外化」させていくことが大切である。
・「見方・考え方」について
子供たちに学びの「眼鏡」を手渡し、単元でも「眼鏡」を活用しながら考える…
教師が提示する形で広げていくのか、子供たちの思考から引き出していくのか…
問題解決をしていきながら「見方・考え方」を価値付けていく…
楳原先生より…学ばせたいことが引き出せたかという視点ではなく、単元を貫くものを考えていくことが大切。それを考えていけるように、授業づくりをしていくことが必要。
大村先生より…授業を1時間で考えるということは立ち止まって考える必要がある。単元を通して考えていくことができるように、教員側の指導も環境整備していくことが必要。
志田先生より…「もっと…したい」というように学びの入口となるようにすることが大切。「わかること」だけをゴールにするのではなく、単元で何を考えさせたいのかという視点が必要。

〇堀田先生(東京学芸大学教職大学院 副学長・教授)の講演より
・これらの社会は、人口減少社会、人生100年社会、先行き不透明な社会である。
・学習目的について考えていく必要がある。
・次期学習指導要領が目指すことの1つに「多様性の包摂」がある。授業もまた多様であることが大切。
・単元の導入は教師による教材研究が大切。
・学習の基盤になる資質・能力を意識して授業設計をすることが大切。

公開日:2026年08月28日 14:52:32
更新日:2026年09月09日 14:55:46